
目次
はじめに
フォークリフトは、物流や製造業におきて重要な役割を果たします。
しかし、その操作には高い技術と注意力が求められ、安全で事故なく操作するためには、適切な資格を持つ運転者が必要です。
この記事では、フォークリフトの運転に必要な資格と取得方法について、わかりやすいく解説します!
フォークリフト運転資格の概要
フォークリフトを運転するためには、特定の資格が必要です。
資格は、運転車が安全にフォークリフトを操作できることの証明であり、労働安全衛生法によって資格の種類が定められています。
フォークリフトの資格の種類
フォークリフトを運転するためには、資格を取得する必要があります。
資格の種類は、2種類あり、「フォークリフト運転技能講習」と「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」があります。
技能講習は、労働局に登録した教育機関でのみ講習を受講することができます。
一方で、特別教育は、教育機関や特別な教育資格を持っている方でなくても、社内で法律で決まった科目と時間を実施すれば、資格を取得することができます。
いずれも、講習を受講することでフォークリフトを運転できるようになりますが、資格によって運転できる機体があるなどの違いがあります。
項目 | フォークリフト運転技能講習 | フォークリフトの運転の業務に係る特別教育 |
最大荷重 | 1t以上 | 1t未満 |
講習時間 | 11時間 | 6時間 |
実技時間 | 24時間 | 6時間 |
フォークリフト運転講習の講義の内容
「フォークリフト運転技能講習」の講義内容
学科講義
科目 | 講習時間 |
走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 4時間 |
荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 4時間 |
運転に必要な力学に関する知識 | 2時間 |
関係法令 | 1時間 |
合計 | 11時間 |
実技講義
科目 | 講習時間 |
フォークリフトの走行の操作 | 20時間 |
フォークリフトの荷役の操作 | 4時間 |
合計 | 24時間 |
「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」の講義内容
学科講義
科目 | |
走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 2時間 |
荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 2時間 |
運転に必要な力学に関する知識 | 1時間 |
関係法令 | 1時間 |
合計 | 6時間 |
実技講義
科目 | 講習時間 |
フォークリフトの走行の操作 | 4時間 |
フォークリフトの荷役の操作 | 2時間 |
合計 | 6時間 |
就業のための制限
年齢制限
満18歳未満でも、教育機関で「技能講習」を取得することはできます。
しかし、安全衛生法で18歳未満のフォークリフトの運転は制限されていますので、業務を行うことはできません。
教育所の選択
下記のページは講習機関を網羅的に掲載していましたので、ご紹介します。