
有機溶剤の保管方法

保管場所は、屋内・屋外のどちらでもいいのですが、関係者以外が触れることのできないように「鍵付き」のロッカーや倉庫内に保管するようにしましょう。
また、一般的に有機溶剤は揮発し、蒸気となります。
保管する場所に有機溶剤の蒸気がたまらないように、換気をとることが必要です。
換気方法は、動力を用いた方法に限らず、排気口が屋外につながっているもので問題ありません。
排気口を設ける場合、有機溶剤は下に貯まる性質があることを考慮し、保管場所の下側に開口部を設けるようにしましょう。
使用途中の有機溶剤缶の保管
使用途中の有機溶剤は、蓋がきちんとされているか、ウエスも密閉された容器の中に入れてあるか確認をしましょう。
有機溶剤を使用する作業者は、有機溶剤の臭気になれてしまっていることが多く、異変を感じにくかったりします。
健康被害につながらないよう、一斗缶だけでなく、小分け容器など有機溶剤が入っている容器は適切に管理することが重要です。
空容器の保管

有機溶剤を入れたことのある空容器は、付着した有機溶剤が揮発するおそれもあることから、蓋などで密閉する必要があります。
また、屋外などに空容器を保管する場合は、風通しの良い場所で、一定の場所に集積しておきましょう。